病院機能評価の得点が高い病院ランキング

日本の医療機関に対する公的な第三者評価機関である財団法人日本医療機能評価機構の認定を取得している病院は、全国の病院数の約３割に達しています。この認定証を取得するために、各病院では膨大な準備作業と費用をかけて診療体制を整備していますが、まだまだ患者や一般市民への認知度はそれほど高くありません。

2010年1月10日の日本経済新聞では、［「実力病院」日経・日経メディカル調査－診療体制］として、公表されている各病院の審査結果を得点化し、得点が高かった70病院のリストが公表されました。（70病院はすべてDPC参加病院です）

認定時期や病院の規模によって基準が異なるため、得点を単純比較することには異論もありますが、参考指標のひとつとしてご紹介します。

• 得点は日本経済新聞からの転載（集計方法は最下部を参照）、病床数および認定時期は病院情報局DBより取得しました。
• 病院名をクリックすると病院別診療実績ページに移動、認定時期をクリックすると日本医療機能評価機構の審査結果ページが別ウィンドウで開きます。

（クリックで記事を拡大）

＜得点の集計方法＞ 全国8,766病院のうち認定病院は2,576病院（2009年12月４日現在）で約３割。評価を受けるのは任意だが、一定の「お墨付き」であるほか、認定が請求条件になっている医療費もある。今回の日経実力病院調査では、患者サービスや運営体制の指標として、調査結果の公開に同意した病院で、厚生労働省が疾患ごとの症例数（診療実績）も公開している1,159病院を対象に、各項目の点数を合算した。 評価時期や規模による評価項目差を勘案、比較可能なように今回調査では合計点を100点満点で換算。その結果、全国のモデルとなるような75点以上の病院が70病院あった一方、65点未満も76病院あった。 【出所】2010年1月10日 日本経済新聞（朝刊）